満腹の腹を抱えつつ、バスが向かった先は龍頭岩。
大蛇が龍になろうとして秘宝の玉を盗網とした時に、天罰によって岩に変えられた、という伝説の岩。
なんていうのかしら、昔の人って想像力豊かよね、星座とかも。
まぁ、言われてみたら、見えなくもないわ。上に向かって咆哮している大蛇ね。
夕焼けとかにあたったら素敵だったろうに、と思うわ。
後、この龍頭岩の近くに見つけたのがアジアの人魚像。
めっちゃ親近感湧く!! この平坦なアジアの顔立ち!
座り方も手を揃えて座るという礼儀正しさ!センター分けの前髪なし!
これぞアジアのマーメイド・・・
なんとなく感激、安堵しながら向かった先は、免税店。
そうそう、旅に買い物はセットよね。
チェジュのロッテ免税店は非常にコンパクト。上の階にあるお菓子売り場はなかなか押しの強い接客。ぷらぷらと眺めているだけというのが出来ないのが残念。
なんせトップシーズンは終了しているので、観光客が少ない時。格好のターゲットになってしまう私たちよ。
でも特にここでは何も買わず、明日に賭ける事にするわ。さて、これが吉と出るか凶と出るか・・・。
この時点でもまだまだお腹は八分目。
次の観光は「神秘の道路」。 錯覚によって下ってるのに登ってるように見える、という道路ね。
乗っているバスのエンジンを切り、ニュートラルに入れてみると・・・おお、上り坂を登っているように見える!!…見える。
ゾロゾロと「上り坂を下る」私たち。
さて、次はこの旅の山場の1つと言っても過言ではない、黒豚料理1.5人前!
分厚い!!1cm以上はあるお肉!もうテーブルに乗り切りません!!まだお腹は空いていないというのに!
これを炭火で焼いていき、玉ねぎや大根の酢漬けと一緒にサンチュやえごまの葉で巻いていただきまーす!
この豚肉、柔らかいし、何と言っても脂身が甘い!
韓国出身の添乗員さんの話だけど、黒豚の脂は喉にいい、ということで小さい時に風邪をひいたりすると脂を飲まされた、とか・・・
肉を食べさせるのではなく、脂を飲ませるあたりに親の本気度を感じたわ。
豚肉だから、しっかり焼かないとダメ。でもその間にどんどん満腹になるマジック。
とてもご飯やスープまで手が伸びなかったわ。残念。
これでもう、胃袋はパンパンになったから後はホテルで寝るだけ・・・とならないのが私の旅。